2012年04月02日

教師をやめて思うこと

   教師をやめて思うこと

 普通退職して早2年。
もしあの時やめないでいたら今頃何をしていたのでしょう。
教育行政か、あるいはどこかの高校の教頭先生か。

時々、無謀な決断だったかな?と思うときもありました。
しかし、人生は「こうなるようになっていた」と思えることもたくさんありました。

そんな中でよく考えること・・・

それは働くことの尊さです。

公務員時代、休みの日でも年休をとっても給与は派生しています。
結果を残さずとも年齢と共に自動的に給与は上がっていきます。
そんな中で、知らずに自分の中で生まれていた甘さや依存する姿勢があったことに気づかされました。

 今は自分が生産的な活動をしないとお金も得られません。
 自分の行動が大切でまた、結果を残さなければ次の仕事が得られるかもわかりません。

 それゆえに、懸命に働いている人の姿を見ると自然と感動の気持ちが沸いてきます。
 工事をする人、交通整理をする人、建物をつくるひと、レジの人、狭い部屋で仕事に打ち込む公務員も学校の先生方にも・・・

 これまで仕事を休みたいと思ったことも、気持ちがのらずに授業したことも、たくさんありました。
 しかしそれは許されないことでした。

 それに気づけたことは私にとって幸運なことだったかもしれません。

 誰もが護るべき人がいます。嫌な仕事を我慢して働いている人もいるでしょう。

 今更ながら働くことの尊さを、その機会が得られることの幸運さを感じます。

 来週より名桜大学で非常勤講師として1時間の講義が始まります。
 マニュアル的でない、私にしか出来ない講義にチャレンジしていくつもりです。


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Posted by 比嘉正央 at 11:07│Comments(0)先生のひとりゴト
 
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