2015年04月09日

サン オブ ゴット

サン オブ ゴット

 イエスの生涯を描いた映画を観ました。
 史実に忠実に描かれた映画だと思いました。

 そこには誇張のない、「人間イエズ」が描かれています。

 真の信仰に生きようと唱える彼と社会体制や自らの立場を優先する者との
 対立がより人間的に描かれています。

 十字架の上で「神よなぜ、私をお見捨てになるのですか」と問いかけるイエズ。
 そして同じ十字架上で神のみ心をやがて理解するイエズ。

 イエズを裏切りその後自殺するユダ
 イエズが捕えられたとき、3度「私は彼を知らない」というペドロ

 イエスを含め、そこに生きるすべての人が「神への信仰」を試されているかのようでした。
 もちろんそれは今日も私たち自身に起きていることです。

 クリスチャンはもとより神様を信じるすべての人に観てもらいたい映画だと思いました。
 宗教を超えた深い慈しみもまた忠実に描かれているのです。

 彼を磔にし下げすさむ兵士のために、イエスは「彼らの罪をお許しください」と神に祈ります。
 それの少しでも「人を許す心がほしい」と思いました。

 映画館はほんの一握りの観客でしたが、映画が終わっても誰も席を立とうとしませんでした。
 私のハンカチは大きな役割を果たしてくれました。


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Posted by 比嘉正央 at 10:34│Comments(0)先生のひとりゴト
 
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