2014年12月24日

チョコレートドーナツ

チョコレートドーナツ

 チョコレートドーナツとは映画の題名です。
 舞台は1970年代のアメリカ。
 親から見捨てられたダウン症の子供をゲイのカップルが親代わりになるという、実話をもとに作られた映画です。

 この映画には実際のダウン症の子供が出演し、ゲイ役の俳優も実際に自分がゲイであることをカミングアウトしています。

 それだけにこの映画は一つ一つのセリフにも魂がこもり、観る者の心に深く入り込んでいきます。
 社会に渦巻く差別と偏見の中、真実の愛を表現したこの親子は、法の名とのもと離れ離れにさせられます。

 親権を巡る法廷でのやり取りは、何が真実で誰がそれを述べているのか、我々は真実どう向き合うべきなのかを観るものの心を揺さぶり、そして迫ります。

 自分らしく生きること、そして人を尊重するとはどういうことなのか。
 その答えの一端がこの映画に表現されているかのようです。

 一人でも多くの方に観ていただきたい映画です。


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Posted by 比嘉正央 at 16:02│Comments(0)先生のひとりゴト
 
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